早く風呂でも好きにすれば

ただいまー。「お帰りなさい、貴方!お風呂?それともご飯?」えと、ご飯かな?それとほら、プレゼント!

「わぁ、プレゼントありがとう」それに、明日は休みだから、一緒に出掛けられ…ってどうした?ドスッ。なっ、腹部へ重い一撃。思わず蹲る俺。

「言ったでしょ?浮気許さん」そんな、誤解。ただ喜んでもらいたく。

「え?貴方、そんな嘘!何が喜んでほしい?怪しい=浮気よ!私にどう喜べと?離婚です!」恐い、思考がマヒ状態。ダメだ此奴。早く何とかせねば。

「もういい、早く風呂でも好きにすれば?嫌ね、私に手間かけさせて」思わず涙が出る。馬鹿な屁理屈だ。それじゃ鬼に変身せよと?

「あ、そうそう部屋は、今日からそこよ」居間を指さす彼女。「殆ど私物ねぇし、勿体無いからさ。あん部屋は倉庫へ決定」

おまえ…憤り感じる。「怒った?やっぱ嘘でちゅかー?」ぐぬぬぬ、くそっ。